「きつい」「汚い」「危険」という言葉の頭文字からできた「3K」と呼ばれる業界は、看護業界や建設業界など人々の生活に直結した欠かせないものが多いです。それだけにやり甲斐は大きいですが、肉体的にも精神的にも負担の大きな労働を課せられるため、どうしても自分には合わないと感じるのであれば、無理に続ける必要はありません。

3Kと呼ばれる業界では、福利厚生のシステムが整っておらず、社会保険すらない会社もあります。「危険」という言葉が含まれるように、怪我や事故のリスクも高いのにもかかわらず、社会保険が無いと労災も下りず、傷病手当や失業手当ももらうことができません。自分に何かあった時に、何も保障が無いというのはとても困ることになります。

また、社会的貢献度は高いにも関わらず、スーツを着て働く仕事よりも、業種によっては社会的に地位が低めに扱われることも多く、報われないと感じる場面も少なくありません。実際には高収入でも、「勉強しないとこんな仕事しかできない」などといった目で見られるのは、辛いという人もいるでしょう。

自分の努力では今の状況を改善できず、脱したいと考えるなら、転職をおすすめします。現在では転職はそう珍しいことではなく、またサポートしてくれるハローワークや転職エージェントなどのサービスが充実しているため、上手に利用することで自分に適した職場を見つけることができるでしょう。

次こそやり甲斐があって続けられる仕事に就けるように、そうと決めたら早めに一歩を踏み出すことが大切です。