どのような労働を指すのか?

08/21/2023

「3K」とは「きつい」「汚い」「危険」の頭文字をとった言葉で、3Kの仕事というのは肉体的にも精神的にも厳しい職業のことを言います。具体的にはどのような業界のことを指すのかというと、以下の業界が挙げられます。

まず1つめは、「看護・介護業界」です。看護や介護の仕事は人を助けるという点で重要な仕事ですが、介護職では介助で人の体を支えたり持ち上げたり、排せつ物の処理なども行わなくてはならず、また看護職では夜勤があったり、1人当たりが抱える業務の多さなど、3Kに当てはまりやすい仕事だと言えます。

次に挙げられるのは「建設業界」です。日本の発展や人々の暮らしを支えるために大きな役割を担っている大切な仕事ですが、現場は常に危険と隣り合わせであり、泥や土埃で汚れ、夏の暑さや冬の寒さの中での肉体労働はきつく、3Kの代名詞とも言えるでしょう。

3つめは「清掃業界」です。快適な生活を送るために欠かせない仕事ですが、汚いところを綺麗にするという汚れと対峙する仕事であるため、「汚い」というイメージを持たれやすく、また高所で窓の清掃など命の危険がある仕事もあります。

このように、3Kと言われる業界は、きつかったり汚かったり危険だったりと大変なものばかりですが、生活に直結していてこの職業があるから生活が成り立っているという、無くてはならない業種ばかりであることが分かります。そのため、3Kの業界というのは、きつくてもやり甲斐を感じながら働ける業界だとも言えます。